HOME > GMCブログ > 第143回 熱中症の対策を!!!
熱中症とは、高温多湿な環境で、体内の水分や塩分のバランスが崩れたり、体温調整機能がうまく働かないことにより起こります。その症状はさまざまで、発熱、筋肉痛や大量の発汗、吐き気や倦怠感、重症になると意識障害などが起こり、しばしば命にかかわります。
平成23年の夏期シーズン(7~9月)、熱中症で救急搬送された人は全国で約4万人。このうち44%が65歳以上の高齢者でした(総務省消防庁調べ)。そして重症患者の60%は室内で熱中症にかかっています。なかでも高齢者の場合は、夏の夜、エアコンや扇風機をつけず、窓を閉め切って蒸し風呂状態で寝ている間に熱中症にかかり、朝、亡くなって発見される事例も数多く報告されています。
このように熱中症は、気温や湿度が高いといった外的要因と、高齢、暑さに体がまだ慣れていないなどの個人の体調による影響とが絡み合うことで発生が高まるため、暑さだけに注意を払っていると症状を見逃してしまう場合も。特に高齢者は暑さや水分不足(脱水)に対する感覚機能が低下しているため、暑さに対する体の調整機能も低下しています。そのため、ご利用者やご家族は、こまめな水分補給だけでなく、室温や換気にも気を配るよう注意を促しましょう。
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